HSP看護師ってどんな感じなの?
こんにちは、HSP元看護師のらふです(^^)/
看護師といえば、皆さんどのようなイメージをお持ちでしょうか?
白衣の天使、手に職の専門職、過酷な業務と職場環境、性格がキツイ...などなど
色んなイメージがあるかと思います。
私自身、看護師になる前は上記のようなイメージを持っていました。
加えて、自分の豆腐メンタルがHSPからくるものと分かっていなかったので
「誰もがキツイと認める看護師になれば、自分の弱さも改善できるはず!」という思いのもと、臆病な自分のお尻を叩くように看護師になりました。
今日はそんな私が看護師をしていた時、HSP看護師で良かったこと、悪かったことを書いていこうと思います。
個人的な見解なので、私の経験が全てのHSP看護師さんに当てはまるわけではないと思います。こういうHSP看護師もいるんだ、と思っていただければ幸いです。
- 良かった面
- ①ミスが少ない
- ②患者さんやご家族の立場に立った看護ができる
- ③専門性を極められる
- ④非言語コミュニケーションが活かせる
- ⑤人を育てる資質がある
- 悪かった面
- ❶咄嗟に動くのが苦手
- ❷細かいことが気にかかるので、他の人より時間がかかる
- ❸キャパオーバーになっても抱え込んでしまうことがある
- ❹周りの人に影響を受けやすい
良かった面
①ミスが少ない
HSPさんは慎重なことが多いと思います。
ミスして大変なことになったり、怒られたりするのも苦手なので、極力ミスを減らそうとします。そのためミスが少ないことが多いです。
医療の現場では、1つのミスが患者さんの心身に多大な影響を及ぼします。
そのためミスが少ないというのは、看護師として誇れる資質です。
②患者さんやご家族の立場に立った看護ができる
共感力が高いのがHSP看護師の長所です。患者さんの辛さは、自分が一緒に経験しているかの如く痛いほど感じています。
そのため、患者さんのためになんとかしてあげたい!という気持ちが強く湧き上がります。まさに、よく言われる『相手に寄り添った看護』が自然にできるのがHSP看護師の強みです。
③専門性を極められる
HSPさんは、1つのことを深く追求するのが得意な方が多いですよね。
もっと効率よくするためにはどうすれば?もっと患者さんのためにできることはないか?という、より良い看護を提供していきたいと感じる方も多いはず。
そのために、誰かに言われるまでもなく学習や自己研鑽を継続できます。
④非言語コミュニケーションが活かせる
医療現場にいる患者さんは、比較的元気な方もみえますが、ターミナルの方等、いろんな病状の方がみえます。そこでは、通常HSPが苦手とする世間話等の一般的なコミュニケーションを求められないことも多いです。
心地よい環境や空気感を作り出し、ケアを通してコミュニケーション取ることも必要です。そういったところは、HSPの得意とする部分だと思います。
⑤人を育てる資質がある
3~4年経過すると、多くの病院では新人の指導役であるプリセプターや、学生指導、リーダー業務を担当させていきます。
HSPは相手の思いが手に取るようにわかるところが長所です。相手にとって、どういう指導や育て方が適しているのか、把握しながら進めていくことができるのではないかと思います。
また混乱状態になく、自信を保っているHSPは、視野の広さや懐の深さがあります。相手を否定せずに育てていけるので、新人がつぶれることなく安心して成長していけるのではないでしょうか。
悪かった面
❶咄嗟に動くのが苦手
物事を深く考えてしまうので、思考を通さずに咄嗟に体を動かして対処するのは得意ではありません。そのため急変時など、何をすればいいかわからず固まってしまうことがあるかもしれません。
❷細かいことが気にかかるので、他の人より時間がかかる
患者さんや周りのために、「これもやったほうがいいな」と思うことが多いです。そのため、他の人がやらないことをあれもこれもやらずにはおれず、しかも丁寧なので全体的に時間がかかりがちです。
またミスがないよう慎重に取り組む為時間がかかることもあります。
❸キャパオーバーになっても抱え込んでしまうことがある
HSPの方は、責任感が強くまじめな方が多いです。自分のやるべきことは自分でやり通したいという気持ちも強いと思います。また、人に頼ることも苦手な傾向があります。そして、年数を経るごとに指導係やリーダー業務を課せられ、ただでさえ強い責任感に負担が増加していきます。プレッシャーに耐えながら、業務をこなすというHSP看護師の方もいるかもしれません。
❹周りの人に影響を受けやすい
HSPは周りとの境界線が薄いといわれます。怒っている人や不機嫌な人の近くにいるとそのマイナス感情を取り込んでしまいます。その結果、自分の中の不安が強くなり、落ち着いて仕事ができなくなることがあります。
また、先輩や後輩など人にみられていると緊張してしまい、いつものように上手くできないなんてこともあるかもしれません。
医療の現場では、医療スタッフ側も余裕がない場面がどうしてもあります。そのような影響を人一番受け、辛くなりやすいです。
以上が、自分が看護師をしていた時に感じたことです。
これはほんの一部分なので、それは違う、と思われる方もいると思います。
あくまで一例として捉えて頂ければ幸いです。
私から見たHSPの悪い面も書いてしまいましたが、対処方法を身に着けて、自分の居場所を見つければ、HSPでもちゃんと看護師としてやっていけますし、資質も持っています。
ただし私みたいに、修行のような目的で看護師になる必要はないかとは思いますが…( ;∀;)
自分はHSPの傾向があるけど看護師に興味がある、看護師をやっているけど、自分はHSPかもしれないと感じている方の少しでも共感できるところがあると嬉しいです。